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ホームページから問い合わせが来ない原因の見つけ方|3つの数字で切り分ける

ホームページから問い合わせが来ない原因の見つけ方|3つの数字で切り分ける

結論からお伝えします。ホームページから問い合わせが来ない原因は、Google Search Consoleの「表示回数」「クリック数」「平均掲載順位」という3つの数字を見れば、推測せずに切り分けられます。原因は必ず、検索結果に出ていないか、出ているのにクリックされていないか、訪問はされているのに問い合わせに至っていないかの3つのどれかに収まるからです。

本記事では、熊本でWeb制作を行う筆者が、原因を数字で確定させてから手を打つ手順を解説します。改善策を並べる前に、まず自分のサイトがどの状態にあるのかをはっきりさせてください。

なぜ「原因10選」を読んでも問い合わせが増えないのか?

改善策の一覧を読んでも問い合わせが増えないのは、自分のサイトに当てはまらない対策まで一緒に実行してしまうからです。

この種の記事はよく「デザインが古い」「スマホ対応ができていない」「フォームの項目が多い」といった原因を並べます。どれも実際に起こることなので、間違いではありません。ただし、これらはすべて「訪問者はいるのに問い合わせに至らない」状態の原因です。そもそも検索結果に出ていないサイトがフォームの項目を減らしても、問い合わせは1件も増えません。

実際、問い合わせがゼロで相談に来られる方のサイトを見ると、多くは訪問者そのものがほとんどいません。この状態でデザインを作り直しても、費用がかかるだけで結果は変わりません。順番が逆だからです。

だからまず、自分がどの段階でつまずいているのかを確定させます。ここを飛ばすと、当たるかどうか分からない対策に時間とお金を使い続けることになります。

問い合わせが来ない状態は3つのどれか?

問い合わせが来ない状態は、次の3つのどれかに必ず分類できます。

  1. 検索結果にほとんど表示されていない(見つけられていない)
  2. 表示はされているがクリックされていない(選ばれていない)
  3. 訪問はされているが問い合わせに至っていない(動かれていない)

見込み客が問い合わせに至るまでには、検索結果に出る、クリックされる、内容を読む、行動する、という順番の関門があります。どこか1つが詰まっていれば、その先には誰も進みません。上流が詰まっているのに下流を直しても意味がないのは、このためです。

3つのうちどれなのかは、感覚では判断できません。ここでSearch Consoleを使います。

Search Consoleの3つの数字で原因を確定させるには?

Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、期間を過去3か月に設定してください。表示される数字のうち、次の3つを見ます。

数字意味
表示回数検索結果にあなたのページが表示された回数
クリック数表示された中で実際にクリックされた回数
平均掲載順位表示されたときの平均的な順位

この3つを次の表に当てはめると、原因が1つに絞れます。

表示回数クリック数判定進む章
3か月で数百回未満ほぼ0見つけられていないパターンA
数千回以上ある極端に少ない選ばれていないパターンB
十分ある相応にある動かれていないパターンC

判断に迷ったときは、クリック数を基準にしてください。3か月のクリック数が100に届いていなければ、問い合わせが来ないのは当然です。一般的に、問い合わせという行動を取る訪問者は全体の1〜3%程度とされます。仮に3%だとしても、100クリックで期待できるのは3件です。クリックが10しかない状態でフォームを直しても、変わりようがありません。

まだSearch Consoleを導入していない場合は、まずそこからです。無料で、登録も数分で終わります。導入手順を含むSEOの土台づくりはホームページのSEO対策 基本のやり方にまとめています。

パターンA|検索結果に出ていないときは何を確認する?

表示回数そのものが少ない場合は、コンテンツを増やす前に、検索エンジンがサイトを見に来られる状態かを確認してください。

技術的な設定が原因で、どれだけ良いページを作っても評価されない状態になっていることがあります。次の4点は、順番に確認する価値があります。

  1. noindexの設定が残っていないか(制作中の設定が公開後もそのままになっている事故は珍しくありません)
  2. robots.txtでクローラーを止めていないか
  3. サイトマップがSearch Consoleに送信されているか
  4. サイトマップに更新日が正しく出力されているか

4つ目は見落とされやすい項目です。筆者は自分のサイトで、サイトマップに更新日の情報が出力されていないことに気づきました。記事を書き直しても、その更新がGoogleに伝わらない状態が続いていたことになります。技術的な不具合は、表からは何も見えないまま成果だけを削り続けます。

もう1つ、2026年になって増えている見落としがあります。セキュリティサービスの設定で、AIの情報収集クローラーを既定で遮断してしまっているケースです。生成AIに質問して店や会社を探す人が増えている中で、AIから見えないサイトになっていると、その分の接点をまるごと失います。管理画面の設定を一度確認してください。

これらを確認したうえで表示回数が少ないなら、単純にページ数と情報量が足りていません。見込み客が検索しそうな疑問に答えるページを増やしていく段階です。

パターンB|表示はされるのにクリックされないときは?

表示回数はあるのにクリックされない場合、原因は検索結果に出ている文言か、順位のどちらかです。

まず平均掲載順位を見てください。20位より下であれば、そもそも読者の目に触れていません。この場合はクリックされないのが普通なので、文言をいじるより順位を上げる作業が先になります。

10位以内に入っているのにクリックされていないなら、検索結果に表示されるタイトルと説明文に問題があります。確認すべきは次の3点です。

  • 全ページで同じタイトル・説明文になっていないか
  • 会社名だけのタイトルになっていないか(読者は会社名では探していません)
  • 説明文が「〜を提供しています」で終わっていないか(読者が得るものが書かれているか)

Search Consoleでは、どの検索語で表示されているかも確認できます。想定していなかった検索語で表示されている場合、そこに読者の本当の関心が現れています。その言葉に正面から答えるページを作ると、順位もクリック率も同時に動きます。

パターンC|訪問はあるのに問い合わせが来ないときは?

十分な訪問があるのに問い合わせがゼロなら、ここで初めてサイトの中身が問題になります。確認する順番は、伝わるか、信じられるか、動きやすいかの3段階です。

スマートフォンで自社ホームページの問い合わせフォームの入力項目を確認する様子

伝わるかは、トップページを開いた最初の画面で「誰の何を解決する会社か」が分かるかどうかです。同業以外の人に3秒だけ見せて、何の会社か言えるか試してみてください。言えなければ、そこが最初の壁です。

信じられるかは、判断材料が置かれているかどうかです。実績、事例、料金の目安、担当者の顔と経歴。中でも料金は、掲載がないだけで候補から外されます。相場観だけでも示す価値があります。筆者は自社の見積もりの内訳をそのまま公開していますが、これは熊本のホームページ制作費用の相場で確認できます。

動きやすいかは、問い合わせまでの距離です。次の点を見直してください。

項目望ましい状態
入力項目名前・連絡先・相談内容の3つ程度
必須項目本当に必要なものだけ
ボタンの文言「送信」より「無料で相談する」など行動が分かる言葉
問い合わせ後の説明返信までの日数と、その後の流れを明記
電話番号スマホでタップして発信できる状態

問い合わせ後の流れを書いておくことは、見た目以上に効きます。問い合わせをためらう理由の多くは「営業されるのではないか」という警戒だからです。何日以内に誰から連絡が来て、その後どうなるのかを書いておくだけで、心理的な壁は下がります。

どのくらいのアクセスで問い合わせは1件来る?

明確な保証はありませんが、目安として、問い合わせに至る訪問者は全体の1〜3%程度と考えてください。業種や検索語の性質によって幅は大きく変わります。

この目安から逆算すると、月に3件の問い合わせが欲しい場合、必要なのは月100〜300クリックです。現在のクリック数がそこに届いていないなら、サイトの中身より先に、流入を増やす作業に時間を使うべきだと判断できます。

数字で逆算しておくと、「デザインを変えれば問い合わせが増えるはず」という思い込みから抜け出せます。必要なのは、どこが足りていないかを事実として知ることです。

よくある質問

Q1. ホームページを作ってからどのくらいで問い合わせが来ますか?

検索からの流入で問い合わせが発生するまでには、通常3〜6か月かかります。公開直後は検索エンジンがサイトを認識していないため、表示回数がほとんど立ちません。この期間に何をしておくかで立ち上がりが変わります。

Q2. リニューアルすれば問い合わせは増えますか?

パターンCに当てはまる場合は増える可能性があります。一方、表示回数そのものが少ないパターンAの状態でリニューアルしても、費用に対して結果は伴いません。まず数字で切り分けてください。

Q3. 広告を出したほうが早いですか?

早く結果を確認したい場合は有効です。広告で流入を作ると、パターンCの検証が短期間でできます。ただし止めれば流入も止まるため、検索からの流入を育てる作業と並行させるのが現実的です。

Q4. Search Consoleのデータが少なすぎて判断できません。

データが少ないこと自体が答えです。表示回数が立っていないなら、原因はパターンAで確定します。まず技術的な設定を確認し、そのうえでページを増やす段階に進んでください。

Q5. 制作会社に相談すべきタイミングは?

数字で切り分けたうえで、自分では手が出せない部分が残ったときです。原因が分かっている状態で相談すると、提案の妥当性を自分で判断できます。制作会社の選び方はホームページ制作会社の選び方にまとめています。

まとめ|原因を推測でなく数字で決める

問い合わせが来ない原因は、検索結果に出ていないか、クリックされていないか、訪問はあるのに動かれていないかの3つに必ず収まります。Search Consoleの表示回数・クリック数・平均掲載順位を見れば、どれなのかは推測せずに決められます。

順番を守ってください。表示回数が立っていないうちにデザインやフォームを直しても、結果は動きません。逆に、十分な訪問があるのに問い合わせがゼロなら、そこで初めて中身の改善が効いてきます。

今日できる最初の一歩は、Search Consoleを開いて過去3か月の数字を確認することです。3つの数字を見るだけで、次に何をすべきかが決まります。

ホームページの改善や制作のご相談は お問い合わせ からお気軽にどうぞ。現在のサイトの数字を確認したうえで、どこから手をつけるべきかをお答えします。

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